笑顔も必要なんですけど・・・その前に

「いつも笑顔の人」素敵ですよね。
では無理に笑顔でいればいいのか?
無理を続けていくと「あなたの求めている素敵さ」からは離れていってしまうかもしれません。

 

笑顔とは

「笑顔でいるといいよ」というのは昔からいわれていますよね。

●CS(お客様満足) = お客様にいかに喜んでいただくか(その先に収益)
少し前までは↑よくいわれました。
このCSでも、「笑顔」が必要

●笑顔でいると、周りに人が集まり、周りの人も笑顔になる。

笑顔の効能

このように、
あなたが笑顔でいれば、相手もの笑顔になるんだよ!
あなたが笑顔でいると、あなたも楽しくなるんだよ!
と、よくいわれますよね。

確かに笑顔にはそんな力があります。
笑顔でいる(作っている)と、楽しい気持ちの時と同じ幸せホルモン(セロトニン)がでる。
笑顔はストレスから自身を守り、自らの免疫力を活性化するシステムなんですね!

いつも笑顔でいることのリスク

しかし!
いつも・どんな時でも笑顔でいよう、または笑顔を強要されることにはリスクがあります。

私たちは、「本当の感情」と「実際に表現する感情」に相違がありすぎるとストレスを感じてしまうのです。
これを心理学では『感情労働』といいます。

 

感情労働とは?

※少し長い引用なので、下線部だけでも大丈夫です!

従来、肉体労働、頭脳労働という単純な二項分類において、感情労働は頭脳労働の一種としてカテゴライズされてきた。しかし一般的な頭脳労働に比べ、人間の感情に労働の負荷が大きく作用し、労働が終了した後も達成感や充足感などが得られず、ほぼ連日、精神的な負担、重圧、ストレスを負わなければならないという点に感情労働の特徴がある。

感情労働に従事する者は、たとえ相手の一方的な誤解や失念、無知、無礼、怒りや気分、腹いせや悪意、嫌がらせによる理不尽かつ非常識、非礼な要求、主張であっても、自分の感情を押し殺し、決して表には出さず、常に礼儀正しく明朗快活にふるまい、相手の言い分をじっくり聴き、的確な対応、処理、サービスを提供し、相手に対策を助言しなければならない。 つまり相手に尊厳の無償の明け渡しを半ば強制される健全とは言いがたい精神的な主従関係や軽度の隷属関係の強要である。年功序列や接客業など、こちらの生活や人生が相手の判断で左右される職種において発生しやすい。

ゆえに、企業や労働者にとって事前に作業量の予測や計画を立てるのがはなはだしく困難であり、作業習熟による労働効率の向上があまり期待できない点において、従前の肉体労働、頭脳労働と決定的に異なる。

Wikipedia

アメリカでは、キャビンアテンダントが「感情労働」の典型だといわれてきましたが、現在では様々な職種で「感情労働」が問題となり訴訟にもなっています。

日本の感情労働

ですが、日本では・・・「年功序列」のキーワードを見るだけでわかりますよね。
私たち日本人は、お客さまと接点がなくても、会社にいるだけで「感情労働」しています。
この感情労働が、慢性的な倦怠感やうつの原因の一つともいわれています。

さらに日本では「感情労働」を、皆そうなんだから、昔はもっと酷かった、当たり前という意識があり訴訟、いえ問題にさえなりません。

ただでさえエネルギーを消耗する「感情労働」がベースにあり、そこにまた別の「労働」や「やらなければならない」が積み重なる。
これでは、疲れるのが普通です。

感情労働の副作用

この『感情労働』は、エネルギーを消耗することだけが問題ではありません。

私たちの脳は、「本当の感情」と「実際に表現する感情」に相違がありすぎるとストレスを感じるので、感情を無理にコントロールしていくうちに感情に蓋をするようになります。

そうなると、

感情や表情が乏しくなったり
自分をコントロールできなくなったり
本来の自分らしさが失われたり
何かに依存したり(人、買い物、お酒、ギャンブル等)
破壊衝動に襲われたり
何事にも無関心になったり 等

といった問題がでてきます。

 

本当の笑顔を取り戻すために

 

感情に蓋をしない

本当の笑顔を取り戻すためにお願いしたいことは、

感じた気持ちを隠そうとしない

という事です。

感情をその場で出すことができない場合も多いですし、出さないほうが良いことも多いでしょう。
そしてもちろん、人に向けるのは問題が増えるだけです。
その場では隠しても、離れた時にはき出して下さい。
一人になれる場所に行って、とことんはき出す。

私たちは、大人なんだから、社会人なんだから、仕事なんだからと抑え込むことが普通だと思っています。
では、抑え込まれた感情はどこにいきますか?
残念ながら、あなたが忘れても脳は忘れません。
あなたの中に留まり、あなたを蝕み続けます。
先ほどあげたように自分をコントロールできなくなってしまいます。

ゆっくり休む

そして、「自分は疲れて当たり前なんだ」と思ってゆっくり休むこと。
特に感情労働の疲れは、身体を休めているだけではとれません。
身体を休めていても、頭の中で仕事の事を思っていては休息にはならないからです。

どう休めていいか分からないという場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

快適な時間を増やす